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いただきもの

■みつやさまから77777カウント記念のお祝いに頂きました。
「かっちゃんと智です」

2012/07/15


■みつやさまから誕生日プレゼントを頂きました。
SSつけました。ありがとうございます。

「何してんの?」
「……上手くできない」
「貸してみ?」
「ん」
 一緒に暮らすようになって初めて分かる、相手のいろいろなこと。
 寝起きが案外悪いとか、脱いだ靴下は叱られるまでそのまま放置する癖だとか。
「意外と不器用なんだな」
 向こうも俺に対してそういう発見を、日々しているらしいこととか。
「やったことないってだけで、覚えればすぐに慣れる。お前は制服がブレザーだったってだけだろ? 威張ることでもない」
「威張ってねえし。ほら、手ぇどけろ」
 それから俺が結構気が強いこととか、こいつがそれを面白がっていることとか。
 同居というのは、発見と妥協と多少の我慢と、気恥ずかしさとで成立していく。
 回された腕から香る洗剤の匂い。
 こいつが家でずっと使っていたという、歯磨きの銘柄。俺がこれだけはと譲らない、シャンプーの銘柄。ほんの小さなことから、譲れないことまで、二人して相談して、そして増えていく共通の物たち。
 環境も習慣も違う者同士で暮らしながら、今度はその習慣が解け合って、また新しい習慣になっていくんだろう。
 それが何だか不思議で、少しくすぐったい。
「なにニヤついてんだよ。ちゃんと見て覚えろ」
「別にニヤついてない。お前こそちゃんと締めろ」
「はいはい。ほら、首上げろ」
「ん」
 そんな他愛ない会話を繰り返しながら、もうネクタイの締め方は覚えなくてもいいかな、なんて思ってみたり。
「ほい。できあがり」
「うん。ありがとう」
「どういたしまして」
 大きな手が離れ、後ろから包まれていた体温もなくなった。
「似合うよ」
 代わりにこっちを見て笑っている顔と、洗剤と歯磨きの匂いが残った。
「いってらっしゃい」
 笑顔に見送られて 「いってきます」と挨拶をする。
「ただいま」を言ったら、きっとまたこの笑顔が出迎えてくれるのだろう。

2012/04/15




■桜井はちこさまから看板を頂きました。
「狂犬は白桃の夢を見る」浅海知弘(弟)のおしゃれなサロンです。



■さやか嬢からいただきました。うさちゃんと辰郎くんです。